上海レポート
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めざましく発展を続ける中国、その中核 上海から、レポートをお届けします。上海に、当社30%出資の「津特機械貿易(上海)有限公司」という会社がありここに当社の社員が赴任して2年、昇龍のごとく変貌を続ける現地 -上海- から生の声、現地事情などを情報発信します。
上海レポート Vol.1 自動車社会のもたらしたもの 【2005.7.1】
上海駐在員となって早くも2年、学生時代10回ほど中国旅行をしたこともあり、上海の生活自体は東京と同じでなんらの不自由も感じていない。初めての中国旅行以来10年が経過し、今回上海に来て驚いたのは近代的な大型都市への変貌であった。
特に交通の発達はめざましく、03年度の自動車販売台数は約440万台にはね上がり、上海でも交通渋滞が慢性化して問題になっている。渋滞の原因は運転者のマナーが関係しているようだ。

日本では、譲り合いの精神が行き渡っているがこちらでは譲り合いの気持ちがほとんどない。高速道路の合流がいい例だ。合流するクルマ、本線のクルマとも「われ先に」という感じで突っ走って行く。
事故を起こしても双方が路肩にクルマを寄せる
こともせず、その場で怒鳴りあいの喧嘩が始まり自分達が渋滞原因になっている事などお構いなし。「あんたが割り込んだからぶつかった!」と「あんたが前を見ていないからぶつかった!」の繰り返しが、さらに渋滞に拍車をかける。普段クルマで10分位のところが、30分も40分もかかってしまう。しかしここは中国、イライラしてもこれが文化なのだと今は諦めの境地である。
先日、中国進出8年・中国滞在10年という企業のベテラン担当者から、こんな話しをお聞きした。同じ開発区に日系自動車メーカーが進出して日本からの出張者が多くなり、出張者の交通事故が増えているという。原因は日本と中国の交通習慣の違いであり、例えば信号の無い横断歩道を渡るとき歩行者は走って渡ればいいか、ゆっくり渡ればいいかを一瞬に判断して行動に移すが、中国の運転者は歩行者といつもギリギリに通行しており歩行者も分かっていて走ったりはしない。日本の出張者は急に走り出すので、運転者の位置感覚が狂って事故につながっているそうだ。
日本では 「右見て→左見て→右見て」 横断だが、右側通行の中国では 「左見て→右見て→左見
て→右見て→前見て→後も見て→また前を見て→左見て 」 というくらいの細心の注意が必要で
ある。中国では交通事故が激増しており、03年の交通事故は77万件で、死者10万4000名、負傷者
は56万名に達している。その経済損失は430億円(33億元)と膨大な金額である。クルマ台数の急
増に伴って事故数も増えている現在、国も交通事故対策に乗り出しており、歩行者にも交通違反に
は罰金を課すなど交通ルールの定着化に注力している。
中国に出張や旅行で来られる際には、真っ先に交通事情やルールを呑み込んでいただき「安全第
一」を心掛けて下さい。くれぐれも罰金を取られることがないよう、ご注意をお願いします。